人権週間(1年生の取組)

 本日、1年生は実物の車いすを教室にお借りし、人権学習をしました。学習では、車いすを実際に持ち込み、体験することで、普段の生活では気づきにくい視点を与えてくれる貴重な機会となりました。段差や狭い通路、少しの傾斜でも移動が難しくなることを実際に体験すると、日常の中にある「当たり前」が決して誰にとっても同じではないことに気づきます。また、周囲の人のちょっとした声かけや手助けが大きな安心につながることも実感しました。

 人権を尊重するということは、こうした違いを理解し、互いに支え合う姿勢を持つことです。今回の学習を通じて、思いやりのある行動を心がけ、誰もが安心して過ごせる環境づくりが重要であるということを考えました。

人権月間に寄せて

 昭和23年12月10日、国連において世界の全ての人々と全ての国々とが達成すべき共通の基準として「世界人権宣言」が採択されました。これを記念して、12月10日は「人権デー」とされ、世界中で人権擁護活動を推進するための行事が行われています。本校でも、これから様々な取組を行います。

 人権とは、一人ひとりが生まれながらに持っている大切な権利であり、誰もが安心して自分らしく生きるための土台です。例えば、友達にからかわれたり、仲間外れにされたりすると、とてもつらい気持ちになります。それは人権が傷つけられている状態です。逆に、相手の立場を尊重し、思いやりを持って接すると、みんなが安心できる環境が生まれます。人権は特別なものではなく、日常の中にあります。挨拶をする、相手の話を最後まで聞く、違いを認め合う、そんな小さな行動が人権を守ることにつながります。これからの社会をつくるのは、みなさん一人ひとりです。人権を大切にする心を育て、互いに尊重し合える学校生活を築いていきましょう。今日からの人権週間で、道徳や特別活動などの時間を利用してじっくりと「人権」について考えてみてください。そして、差別に出会ったとき「ダメ」と言える人間になってほしいと願っています。

 以下は、生徒会の人が挨拶強調週間をしてくれた前後等の結果です。

 この結果を見てみると、強調週間の前後で「挨拶をする人が増えていること」がわかります。まずは、「挨拶」から始め、ますますすばらしい北中学校にしてほしいと思います。