人権週間に寄せて

 昭和23年12月10日、国連において世界の全ての人々と全ての国々とが達成すべき共通の基準として「世界人権宣言」が採択されました。これを記念して、12月10日は「人権デー」とされ、世界中で人権擁護活動を推進するための行事が行われています。

 本校でも、12月2日から12月6日を北中人権週間と定めて、様々な取組を行います。

  取組① 朝の校内放送

  取組② 人権作文の朗読と学習

  取組③ 各学年で計画した人権学習の実施

 SNSは便利で、ツールとしては有用です。しかし、投稿内容によっては、無責任な誹謗や中傷が命にまで係わる社会問題になっていることも事実です。

何の抵抗もなく言っている人はすぐに忘れてしまい、言われた人の心には大きな傷が残ります。「言葉」は心を傷つけるナイフにも、心を温める栄養にもなります。人の心を温める言葉は自分の心も温めます。今日から北中人権週間が始まります。

 人権週間の目的は「自分と他人の大切さを認め、違いを認め合う心を育てる」ことです。まずは自分を大切にしてほしいと思います。そして同じように他の人を大切にしてください。他の人を大切にするポイントは「相手の気持ちを想像すること」だと思います。

 今日からの人権週間で、道徳や特別活動などの時間を利用してじっくりと「人権」について考えてみてください。そして、差別に出会ったとき「ダメ」と言える人間になってほしいと願っています。

法務省ホームページより