もうすぐ期末テスト

6月24日(月)から2日間、本校では、1学期の期末試験が行われます。定期テストでは、各科目の学習の定着状況をはかります。

放課後の質問教室を見て回っていたら、ある男子が「なぜ、期末テストをするんだぁ~。」と話している姿を見ました。

定期考査にはこんな目的があるのではないでしょうか。

まず、定期テストの実施によって、計画的に学習する力が養われます。定期テストは年間行事予定や学年だより等を通して、実施日を事前にお知らせしています。したがって、どの日にどの科目のテストが実施されるのかを意識しながら自分に合った計画を立てることができます。また、前回の反省を生かし同じ失敗をしないように自分の取り組む日程や時間を調整することもできます。計画を立てることは学習以外にも様々な場面であります。定期テストで学習計画を作ることは、様々な場面で生きていきます。計画を立てて行動することの大切さも定期テストで学んでほしいと思います。

また、定期テストがあるから勉強する、定期テストがない時期は勉強しないという人がいるかもしれません。そのため、定期テストは、勉強するきっかけを作るために設けられているという一面もあります。(この目的は少しさみしいですが)

さらに小テストのように範囲が狭いテストでは、前の日に詰め込んだ勉強でも高得点がとれるかもしれません。しかし、より範囲の広い定期テストになると、それだけでは、とれる点数に限界があります。そのため、定期テストを実施し、中期や長期の記憶として定着しているかどうかを測ることができます。その結果を踏まえ、自らの学習姿勢を見直すことができます。点数さえ上がればよし、と考える勉強から、計画性をもって主体的に自分で決めたことを最後までやり遂げる生活習慣を付ける機会として捉えてほしいと思います。

画像は質問教室の様子です。