今から15年前、2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。マグニチュード9.0という国内観測史上最大級の地震と、それに続く巨大な津波は、東北地方を中心に甚大な被害をもたらしました。多くの尊い命が失われ、今もなお、復興に向けた取り組みが続いています。この出来事は、私たちに「自然災害はいつどこで起こるかわからない」という現実を強く示しました。
震災の中では、学校や地域の人々が互いに助け合い、命を守るために行動した多くの事例がありました。特に釜石市の中学生たちが、日頃の防災学習を生かして素早く避難し、周囲の大人にも声をかけたことは「釜石の奇跡」として広く知られています。彼らの行動は、日頃から防災について考え、いざという時に迷わず動くことの大切さを教えてくれます。
私たちが暮らす地域でも、地震や大雨、土砂災害などの危険は決して他人事ではありません。災害は突然起こり、判断の遅れが命に関わることもあります。だからこそ、普段から「自分ならどう行動するか」を考えておくことが重要です。避難場所や避難経路を家族で確認しておくこと、非常持ち出し袋を準備すること、危険な場所を知っておくことなど、今日からできる備えはたくさんあります。
本校でも、避難訓練や防災学習を通して、災害時に自分と周りの人の命を守る力を育てています。訓練は「ただやるだけ」のものではなく、実際の災害を想定して真剣に取り組むことで、いざという時に必ず役立ちます。
東日本大震災を忘れず、そこから学んだ教訓を未来へつなぐこと。それが、私たち一人ひとりにできる大切な防災の一歩です。自分の命を守るために、そして大切な人を守るために、これからも防災について考え、行動していきましょう。