成田思斎翁碑前祭にて吹奏楽部が演奏

 本日、(10/19)に相撲町の養蚕の館にて成田思斎翁碑前祭(蚕の里まつり)が開催され、本校の吹奏楽部が演奏させていただきました。

 成田思斎という方を皆さんはご存じですか。成田思斎は江戸時代末期に相撲町に住んでいました。そして、養蚕について研究し、養蚕の方法を本にまとめた方です。養蚕はその後、日本の重要な産業となり、生み出される生糸は日本の輸出品の中心となりました。長浜は江戸時代からその生糸を織った絹織物「浜ちりめん」の産地として知られ、養蚕はその原料となる繭を供給する重要な役割を果たしていました。10月13日、長浜市で開催された「長浜Kimono AWARDS 2025」に、世界的アーティスト YOSHIKI さんが特別審査員として登場しましたね。

全世界で着られている「着物」の生地が「絹織物」、そして、その絹織物のもとになるのが「生糸」、生糸を作るための産業が「養蚕」、養蚕の原料が「かいこ」がだす繭(まゆ)の糸なんですよ。校区にも、僅かですが、かいこが食べる桑の木を見ることができます。ちなみに、湖北の方は「かいこ」のことを「かいこさん」や「おかいこさん」と呼ばれる方は多いです。